パソコンは熱で故障するの?
はい、熱で故障します。
PC内を熱い状態で使い続けることで、熱負荷により重要な部品(電源とか)が急速に劣化、もしくは破損することにより、起動しなくなったり動作が不安定になったりするんですね。
PCが熱くなるのは、発熱に対して排熱が追いついていないことが原因です。
特にノートパソコンの場合、持ち運ぶ事を想定しているため、排熱効率を少し犠牲にして隙間を少なく作り、防滴性や防塵性を高めています。
なので、ノートパソコンの熱対策には、この「排熱」というのが非常に重要な部分になってきます。
ノートPCの効果的な熱対策は?
簡単かつ効果的なものから記載していきます。
[ 通気口の清掃、ホコリの除去 ]
通気口が詰まってしまうと熱せられた空気の逃げ道が少なくなり、熱い空気が循環、内部温度どんどん上がっていきます。負荷の強い作業を行った場合特に顕著になります。
通気口を見てホコリが溜まっていれば分解してホコリを除去してください。分解が難しい場合は掃除機で吸うなどしてとにかくホコリを取り除き通気口を確保してください。
何度熱負荷で壊れたPCを見てきたことか。。。通気口くらいどうでもいいや!と甘く見ず、通気口の確認と清掃をしてください。
[ 接地面との隙間を確保 ]
ノートパソコンは通気口以外(パソコン底面などの筐体部分)からも熱を放出しています。底面と隙間が無い状態で利用すると、接地面とPC底面の間が換気されず、熱が貯まり放出できません。本等の上にPC底面を置きで接地面との隙間を広げましょう。布団の上での利用は特に危険ですよ!
[ 処理能力にあったPCを買う ]
非力なPCで高付加な処理をさせればその分発熱量が増えますので、自分の用途にあったPCを購入もしくは、組み立てましょう。特に画像や動画などの編集、オンラインゲームなどは特に負荷がかかる作業となります。ちょっとオーバースペックのPCを購入することは熱暴走対策にもなるのです。
[ 直接筐体を冷やす ]
荒業ではありますが、効果は高いです。扇風機の風をパソコン筐体に直接あてることで排熱効果を助けます。
熱暴走って何?
熱暴走ってのは故障の名称という訳では無く、熱負荷により、PCに著しい影響がある可能性を検知し強制的にシャットダウンしたり一部動作を制限する状態のことを言います。
つまり、リミッター(電気関係で言うとこのヒューズ)に近い感じです。
「このまま使い続けると壊れるよ~」ってお知らせしてくれてるんですね。急に動作が不安定になるので、壊れたか!?ウイルスか!?って厄介者扱いを受けていますが、熱による故障を防ぐ最後の砦として機能してくれているんですね。
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